初めましての挨拶。
堅苦しい挨拶は抜きにして
簡単にこのブログを始めることだけ宣言したい。
私は2003年頃からゴシックロリィタのスタイルを貫いている。
(と言っても 実は2012年頃は全くと言って良いほどゴシックロリィタの世界に触れていないが。現在ゴスロリバイブルなどで復習?予習?中)
そして、
Gloiresoleil(ぐろわーる それいゆ)という
ゴシックロリィタ専門のweb古着屋さんをオープンして1ヶ月になった。
(色々と省略。途中経過はこれから綴ります)
コロナウイルス感染拡大などの影響もあり、
スタッフを集められずに1人で切り盛りしていたため、
先月は何もできなかったが、
優秀なスタッフに定期的にお店に来てもらったり
某古着屋の社長からアドバイスをいただいたりして
有難いことに無事にお店として機能しています。
(本当にありがとうございます)
ブログを始める理由。
既存の古物商(古着屋とか骨董商)のフローは
「買い取って/買い付けて→売る」
もちろんビジネスとしては当たり前だ。
どんな販売業も、仕入れて売ることで利益を得て、その利益で新たに仕入れたり、設備投資や人件費に充てたり、
利益が大きくなれば事業拡大となるわけだ。
しかし私は
「ちょっと待って!」と
言いたかった。
古着屋は、
人気の型のものから、ブランド初期の頃のものや、ノベルティまで
色々なものが予想を裏切って入荷してくる。
内部が変わりやすいアパレル業界の「中の人」ですら知らないものだったりする。
古物としての流通量や市場価格、
もちろんデザインなど
古着を通して見えてくるのは
そのファッションジャンルの「文化と歴史」ではなかろうか。
それを、売ることで手放して良いのだろうか?
特に流通量の少ないゴシックロリィタの服の場合。
ゴシックロリィタのブームの波は何度か来ているが、
残念ながら残っている記録が紙媒体くらいしかない。
08年以降、個人ブログやSNSの先駆けmixiが普及したが、サービスが終了したり、各々がログインできずに確認できない場合が多い。
ゴシックロリィタの15-20年前の服は
「Old School Lolita」と言われ
(日本で言う、懐古ロリィタ)
高値で取引されているが、
海外に需要があり、
ほとんどが海外に輸出されているのが現状。
つまり、場合によっては
二度と会えないかもしれないのである。
ではどうすれば良いか?
輸出するな、全てコレクションしろ、
というのは至難の業だ。
(給付金が1億くらいあれば別の話)
というわけで、私は
古物商を通して、多くのレアなゴシックロリィタの古着を集めることにした。
集めて何をするか。
もちろん、販売します。
必要な方にお売りすることが私たちの使命です。
しかし、もうひとつの大きな使命。
それは、
記録すること。
オープンして1ヶ月、
既に10件程の買取査定を行いました。
その中でも、レアな頃のものや、
希少価値の高いもの、
デザイナーが変わる前のもの、
コラボレーションシリーズ
など、
私も手にしたことのないお洋服がどんどん入ってくる。
ほとんどが既に新しいお嬢様の元へ嫁入りしてしまったのだが、
私たちは写真に残している。
その写真と、知識と経験、ゴスロリバイブルを初めとする紙媒体を元に
ゴシックロリィタの歴史を記録するために
ここに綴ることにする。
それから、このムーブメントは
2018年に開催した「ゴスロリ博物館」の続編としている。
ゴスロリ博物館については後日記載したいと思う。
今回はここまで。
自己紹介も漫ろになったのだが
おそらく私自身の事よりも服や文化について書いた方が需要があると思う。
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