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Jane Marpleのタグの不思議

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タグの不思議はJaneが一番? お久しぶりです。約3週間ぶりの投稿となりました。 今回は私が最も長い期間着ているブランド Jane Marple のブランドネーム(以下、タグとします)について検証します。 かなりあいまいな部分と15年以上前の「人から聞いた話」なので信ぴょう性は低いです。 もし、情報をお持ちの方はメールいただけますと飛んで喜びます。 さて、本題に入ります。 この仕事をしていると必ず撮影するものの1つにタグがあります。 本物であるという表示と、(品質タグの場合)素材や生産国をお伝えすることができます。 ロリィタブランドの中でもタグで年代がわかるというものもあれば、品質タグの表記でわかるもの、全くわからないものもあります。 その中で分かりづらいのが、本日のお題のJane Marpleなのです。 勝手に時代とタグを分けてみました。 ・創世記 80年代のもの。ほとんど出回っていません。 大文字のJANE MARPLE表記。 当時らしいデザインのニットのセットアップです(私物) ・90年代初期 CUTiEによく載っていた頃。ポップなロリィタ全盛期。 この頃から今のタグと同じデザインになりましたが、品質タグが水色とピンクの模様が入っています。 この頃のものが欲しい!という方はぜひ目安にしてみて下さい。 また、この頃のタグで「ゴールドとハート」というものがあります。 00年代にロリィタの先輩から聞いたのが、「特別なシリーズにつけられる」とのこと。 でも他に持っていたもので、例えばハートモチーフのスカートだとかレースがたくさんついたカーディガンだったりするので基準は明確ではなくなります。 ちなみに、このタグがついているのは、カトラリーモチーフ(なんと金属製!)のベレー帽。 あまりに重くて着用すると生地が伸びてしまい、今はコレクションになっています。 ・90年代後半  デザイナーが変わった?とも言われている時期。 この頃は白字に白文字のタグが多いです。 デザインはやや落ち着いたデザインが多くなりますが、素材に拘っており、季節感を感じるならこの時期?とも思います。 リネンのワンピース。花モチーフがかわいい。(売り切れました) ・00年代前半~ Vivienneっぽい頃 英国風デザインの中にハート襟(ラブジャケ?)やタータンチェックの商品が多くなります。ロイヤル別珍シリー

ノースリーブのすすめ

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いよいよ夏本番。 梅雨も明け、夏本番。 日本の夏は暑い、湿気も多い。 TシャツにGパンの軽装でも暑いのに、いわんやロリィタをや。 ロリィタさんの中には「冬眠」ならぬ「夏眠」する方も多いのです。 しかし、夏だからこそできるコーディネートもあります。 例えば「真っ白なワンピース」 白なら少し汚れても気にしない、色落ちを気にせず洗濯できるから。 夏なら乾くのだって早い。 それから、「禁断のノースリーブ」 今ならあまり「そんなこと」気にしている人は少ないかもしれないが、 私たちの周りでは15年前までは「ロリィタで肌を出す」ことはご法度とされていた。 純粋無垢で穢れのない乙女たるもの、どんなに暑い日でも肌を人様の目に触れさせることは許されないのであった。。。 (自分の信念の中で日焼けもNGだったので、日傘も必須。荷物がすごく多かった。) しかし、ある事を期に 私に「ノースリーブが解禁」されてしまう。 映画「下妻物語」で、本来はブラウスやカットソーと合わせるジャンパースカートをサンドレスとしてスタイリングされている様子を見てしまったのである。 ノースリーブワンピースならまだしも、ジャンパースカート!?!? と、私たちは椅子から転げ落ちるような衝撃を受けてしまった。 「FRiLL Vol.1」より。 映画館にも足を運んだが、その後「下妻物語」をVHSレンタルし、何度もコーディネートを観察した。 舞台は茨城県下妻市。(ロリィタは都会にしかお店がないし、主人公桃子はロココなヴェルサイユが舞台でないと嫌!という信念) そして季節は夏。(冒頭にも書いたようにロリィタで夏は困難) 「下妻物語」は、その2つの「非ロリィタ的要素」で以て「ロリィタ映画」としたわけなので、本当に革命であった。 (写真集「深田恭子in下妻物語」より) 裸エプロンのように見えるが下に白のハイウエストジャンパースカートをコーディネートしている。 当時の私は「あんな破廉恥な恰好いたしませんわ」とばかりに反発していたのだが(反発しながら見る)、 「家の中だけなら良いのでは」「暑くても着たい」という誘惑(?)から一度家の中でbaby,the stars shine brigtのからみベビードールジャンパースカートを1枚で着てみた。 「・・・涼しい」 鏡を見るとやはりジャンパースカートなので背中や脇の空き具合が気になったので、

metamorphoseのゴブランブーケ伝説

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今回からGloireSoleilで取り扱っている(いた)お洋服について記録を兼ねて記載したい。 まずはmetamorphose temps de filleの「ゴブランブーケ」シリーズ。 当店でも縁が多く、これまでに点を販売してきました。 販売後即完売するこちらのシリーズは 2000年頃より発売開始し、その後何度かデザイン(型)や色を変えてほど毎年シリーズとして販売されています。 特に人気なのが00年代前半のものでしょうか。 ゴブランブーケシリーズは豪華なローズブーケのゴブラン織り「風」のプリントが施された生地に、当時のmetamorphoseの特徴でもあるたくさんのレースが装飾されています。 本物のゴブラン生地だと重くて膨らまなかったであろうスカートも夢のように膨らみますね。 ロココっぽさもありつつ、シルエットは絵に描いたようなゴシックロリィタ。 これがファンの心をつかんだのでしょう。 セーラーカラーのブラウス+スカートのセット この生地でセーラーカラーにするアバンギャルドさがたまらない。 シャーリング+ティアードのジャンパースカート このデザインは2005年頃からmetamorphoseでは定番の型となった。 前開きで、中にアンダースカートを入れてドレスのようにコーディネートしたり。 豪華! フルコーディネートセット 全円の姫袖がとても豪華だ。 つけ襟やケープで印象も変わる。 カラーバリエーションも豊富で、 ブラウン系、ボルドー、青など。 長年このシリーズがつづいたことはいかにファンが多かったかを物語っている。 09年頃にプリントが変わっているのでお手持ちのものがある方は見比べてみてください。 逸話 今回、特別に当時のデザイナーさんにゴブランブーケに関するお話を伺いました。 ゴスロリバイブルvol.1に三原ミツカズさんのイラストで店舗案内が書かれているのですが、その時に店員さんが着ていたのがゴブランブーケのセットアップだったそう。 メタモルフォーゼ東京店がOPENした頃ですね。 (この時のフライヤーのオーガンジーベビードールのセットも爆発的な人気に。また別の機会に取り上げたいと思います。) ゴスロリバイブルVo.1が2001年1月発売なので、2000年にはゴブランブーケは発売されていたということがうかがい知れます。 (ゴスロリバイブルVol.1より/SNSフォロ