ゴスロリ博物館(後編)

前回の投稿から随分と時間が経ってしまいました。
3編構成での投稿にすることでかえって内容に悩んでいたのです。

後編は展示した洋服などを掲載しようと思ったものの、
原宿会場と大阪会場で合わせると膨大(?)な数になるため、
それはそれで記事を書こうと思います。

そうすると後編の内容ですね・・・

この内容も将来の私のための語り継ぎ文章のようになるので、写真などをご期待の方はごめんなさい。

もう2年も経っているイベントのことを改めて思い起こすこともないのですが、
このイベントは「クラウドファンディング」で成立した、
つまり皆様のご支援なしには実行されなかったイベントなのです。

発案からクラウドファンディング開始、イベント実行まで実に3か月もなかったと思う。
クラウドファンディングも当時はまだおおがかりなイベントや商品開発ばかりで私の発案するイベントは世間的に見ても「それわざわざクラウドファンディングする必要ある?」といったリアクションでした。
クラウドファンディング会社の担当さんに色々と説明をすることが大変でした。
そして、企画の審査が通るために書類などを揃えないといけませんでした。(例えばSNSやリアルでの友人の数や、フライヤーの予定配布数、どのようなものを展示するかだとか、リターン品(支援者への返礼品)の選定や予算など・・・)

担当者さんが企画を通すためのプレゼンテーションを代理で行ってくれるのですが、代理であるために本人以上のその企画と趣旨を理解しなければならない。
ほぼ毎日、メールや電話でやり取りを行い、
無事に審査は通過。

その次は「SNSやフライヤーで拡散する」というノルマがありました。
実際に〇人にDMを送るというものです。
あの時に情報拡散に協力をしてくださった皆様、本当にありがとうございます。

その次は返礼品の準備です。
ゴスロリに欠かせないもの、それは「レース」
老舗のレース店「近澤レース店」にアポイントを取り、
またワンポイントで刺しゅうをいれて貰えるか打診。

正直、まだ私は「ゴスロリのイベントで」というのが恥ずかしかったのです。

いくら世界中に広がり市民権を得たといわれるゴスロリ文化も、
2000年代前半のゴスロリ文化を経験している私からすると「負」のイメージもあるのです。

そんな私の不安も払拭するような快い返事と素早いサンプル品の納品でした。
「素敵な刺しゅうですね!」と。

これで自信をもって支援者様に渡すことができる、と思ったのでした。

他に、ゴスロリの歴史を記録した同人誌のようなもの(編集などすべて私1人でしたので、誤字脱字はもちろん、レイアウトなども今見ると恥ずかしい)
イベント限定のブースをお得に体験できるチケットを販売しました。

クラウドファンディングの支援開始までも担当者さんと打ち合わせの日々。
写真や文章はこうしたほうが伝わりやすい、だとか、
予算のことなど細かにアドバイスをいただきました。

おかげ様でクラウドファンディング開始初日で目標金額を達成、
原宿での開催は決定しました。

その後、第二ゴールを設定。
これは大阪会場での開催のため。

そちらも無事に達成。

私たち(私と相方)は今でも信じられないよね、よ思い返します。
今ならできる?
とか
今ならこうしているかも、
とか。

こういう楽しい「たられば」を話せる人生が来るとは思わなかった。

本当にありがとうございます。


今後は「古着屋」という形でゴスロリ文化を残していきます。

それでは本日は。ごきげんよう。

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